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松林桂月「寒雀」

〜拡大美術館〜


本日は春季特別展「動物の息吹」にて展示中の作品の中から、松林桂月「寒雀」をご紹介します。


身を寄せ合って寒さをしのぐ、2羽の雀。


拡大してみると、目を固く閉じて、冬の冷たい風にじっと耐える様子が伝わってきます。


人生の辛く困難な時を「冬の時代」と比喩したりしますが、まさに冬という季節の特徴を鋭く捉えた作品ではないでしょうか。


今は日本のみならず、世界的にコロナウイルスが蔓延し、多くの人にとって「冬の時代」かもしれませんが、

いずれ雀たちに春が訪れるように、皆にとって明るい未来が待っていると信じたいですね。


なお、今週は明日4月1日(木)そして4日(日)に学芸員による展示解説がございます。


14時から30分ほどかけて、特別展の作品を1点ずつ丁寧に解説いたします。

参加費は無料(要別途入館料)ですので、ぜひお気軽にお越しください♪





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